2008年2月2日土曜日

Viewサーチ北海道


タグに頼らない画像検索に挑む北海道発のプロジェクト「Viewサーチ北海道」
という記事が Internet Watch(2008.2.1)に掲載されている。

「Viewサーチ北海道」は画像の類似性を元に目的の画像へユーザをナビゲートする興味深い Web アプリだ。
撮影者が自分の記憶力を頼りに画像を検索する場合は、撮影の時系列を第一キーとするのが適している。人間は発生した事象の「おおまかな順序」をなかなか忘れないからだ。そして第二キーとして画像の類似性やタグを使うのがよい。
しかし撮影者と閲覧者が異なる場合は事情が変わる。撮影の時系列など閲覧者にとってはどうでもいいことであるから、画像の類似性やあらかじめ何らかの方法でインデクシングされた情報(タグなどの文字列、または画像の意味を示す何か抽象化されたものなど)を使わせるくらいしか自分には思いつかない。
しかし記事にもあるがタグにはいくつか欠点がある。たとえば国際化対応の面倒くささや、画像の抽象化を言葉でおこなうことの困難さ、そもそもタグを入力するのはめんどうで高コストであることなどがあげられる。

「Viewサーチ北海道」においては画像があらかじめコンテンツ側で用意されていてなおかつ風景写真というくくりである。このことが類似画像検索という手法ととても相性がよく、全体としてよくできていると思った。画像の検索は、いわゆる画像処理分野では古くから非常によく見かけるテーマだと思うが、論文だけではなく実際に動く本当に優れたUIにはなかなか出会うことができない。このような実証実験には是非今後とも注視していきたい。

(このエントリをPicglカテゴリにしたのは上記のようなことをPicglを作っている間ずっと考え、多少の実装を試みていたからである)

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