以前のエントリで英語学習アプリを作っていると書いた。その後学習の進み具合を視覚的に確認できる機能を追加した。
また底本をスキャンし、問題の文法解説を自動的に閲覧できるようにした。400ページほどある本なので
全てをスキャンするのは大変だった。今後、参考書に学習者(自分しかいないが)がマウスで書き込みできるようにしてみる。
ところで参考のために買った Nintendo DS 版の「えいご漬け」は非常によくできている。楽しみながら続けられるための工夫が随所に見られ
売れているのも納得がいく。DSにはこのような学習支援ソフトがいくつも出ているので研究してみようと思う。
DSの次のようなハード的特長は、eラーニングにぴったりである。
- コンパクトで常時携帯可能
- ペン入力が可能
- 音声の入出力が可能
このようなメリットの反面で、学習する過程で発生する様々な疑問の解決を、簡単にはできないという欠点もある。
しかしこれに関しては、今の時代であれば Web 上でみんなで解決する仕組みが応用できそうだ。
たとえば上段で「スキャンした底本へ書き込む機能を作りたい」と書いたが、これを学習者で共有することが思いつく。
英語学習に限らず、いろいろな学習において発生する疑問の多くは一般的で特殊なものではないと考えられるからだ。
だから、「コミュニティサービスではあるが、あくまでも学習コンテンツをコアとする何か」があると面白いと思った。
(自分が知らな
?だけで既に存在するかもしれない)。
ところで、eラーニングに関しては Web 上のものをいくつか業務命令でやったことがある。ほとんどはつまらないもので、
コンテンツの制作側も楽しみながら作っていないと断言できるものばかりだった。えいご漬けの制作者を見習ったほうが
良いと思った。一般アプリでもWebコンテンツでも何でもそうだと思うのだが、制作者が制作を楽しんでいるかどうかは、
必ず品質に反映する。